引用元:新居浜市公式サイト

中国・四国地方には様々な伝統工芸品や伝統芸能があります。

その歴史も古く、国内でも有名なものも多いのが特徴です。

以下に有名かつ人気の高い日本伝統文化をまとめました。

よさこい祭り(高知県)

高知県のよさこい祭りは、1954年8月、戦後の不景気を吹き飛ばし、市民を元気づけようと始まったお祭りです。

よさこい鳴子踊りは主に6大要素で構成されています。

1.鳴子:鳴子を持って自由に踊ります。

2.音楽:曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズを入れればアレンジは自由です。伝統的なよさこい節からロック調などアレンジは時代と共に変化しています。

3.踊り「鳴子を鳴らしながら前進する踊り」であればなんでもOKです!

4.衣装・ヘアメーク:チームカラーを視覚的に表現したり、よさこい祭を華やかに彩ります。

5.地方車:音楽の発信源となります。看板職人によって作られたトラックがチームの個性をアピールします。

6.メダル:審査会場があり、笑顔や元気のよい踊り子にメダルが授与されます。

よさこい祭は上記構成で成り立っており、見る人と踊り子の両方が楽しむことが出来るお祭りです。

出雲石灯籠(鳥取県)

出雲石灯篭の起源は奈良・平安時代と言われています。

しかし、盛んになったのは江戸時代に入ってからです。

石材に来待石という粒子の細かい軟質の砂岩を使用しているため、色彩も素晴らしいです。

更に、耐熱耐寒性に優れているため、風化しにくく、加工がしやすいという特徴がある伝統工芸品です。

石見焼(島根県)

石見焼は18世紀の中ごろから江津市を中心に石見地方で焼かれている陶器のことを指します。

特に、漬物かめなどの貯蔵用の容器として有名で、全国的に人気の高い伝統工芸品で、傘立てや睡蓮鉢といった大きなサイズの陶器も有名です。

平成6年には国の伝統工芸品に指定もされている日本を代表する工芸品です。

島根県で人気なものは伝統工芸品だけではありません。

日本酒の美味しさにも定評があります。

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引用:Mola

高田硯(岡山県)

高田硯は、室町時代からの伝統を守りながら作られています。

光沢のある漆黒がとてもきれいな硯です。

原石の形を生かしながら仕上げられ、特に「金眼」、「銀糸」と呼ばれる紋様がある硯は特に逸品とされています。

原石は関門層群と呼ばれる黒色粘板岩で、石がやわらかく墨のりが良いのが特徴です。

更に、水はけもよいので使用していて気持ちがよい伝統工芸品です。

熊野筆(広島県)

熊野筆は広島県安芸郡熊野町で作られている伝統工芸品です。

ヤギや馬などの獣毛をしようしている事が大きな特徴です。

穂先の毛を切りそろえずに「コマ」という木型を使用し、穂先を出す技法も特徴的です。

自然の毛を生かすことで、通常の筆と比べ毛先が繊細かつ適度なコシがあるため、使い心地の良さにも定評があります。

大内塗(山口県)

大内塗は室町時代に山口県付近で力をはせていた大内氏が朝鮮や明時代の中国と貿易を進めるにあたり、重要な輸出品として奨励したのが始まりと言われています。

その後、貿易は途絶えましたが、その技術は江戸時代に以降も山口県で伝承され、現在に至ります。

渋い大内朱の地塗りの上に黄緑色の色漆で秋の草を描き、雲の形を描いた家紋を金箔で張り付けた紋様が特徴です。

この独特な紋様は大内塗の大きな特徴であり、西の京都と言われた山口県の歴史を今に伝える伝統工芸品として現在に受け継がれています。

ももて祭り(香川県)

三豊の春の風物詩として有名なのが「ももて祭り」です。

厄払いや大漁、豊作、海上安全などを祈願して行われます。

古式そのままが伝統として受け継がれているため、香川の伝統をそのまま感じることが出来ることも魅力です。

伝統をそのまま現在でも受け継いでいるため、詫間の生里百々手祭は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

更に、大浜、粟島は、県の無形民俗文化財に指定されている事でも有名です。

阿波踊り(徳島県)

阿波踊りは日本の伝統的な踊りとしても有名ですが、その歴史はとても長く、約400年にもなります。

阿波踊りには3つの流派があり、「のんき調」、「娯茶平調」、「阿保調」に分けられます。

更に、浴衣が法被を着て、足袋をはいて豪快に踊る「男踊り」と浴衣を着て編み笹を被り。下駄をはいて上品かつつややかに踊る「女踊り」があります。

それぞれに特徴があり、面白いので見ていて飽きないのも阿波踊りの魅力の一つです。

新居浜太鼓台(愛媛県)

このお祭りは秋の豊作などを祝い行われます。

市内最大のイベントで県外からも多くの観光客が訪れるお祭りとしても有名です。

古くから「男祭り」とも言われており、太鼓台に関わることができるのは「男性のみ」というのも大きな特徴です。

平安時代にもこのお祭りは存在したと言われていますが、起源は確かではありません。

しかし、太鼓台が使用されるようになったのは江戸時代に入ってからと言われています。

スケールの大きさやお祭りの壮大さは圧巻なので是非、一度は見てほしい伝統的なお祭りです。

旅行に行ったら見るべき&買うべき伝統

中国・四国地方の伝統工芸品や伝統芸能についてご紹介しました。

日本の伝統をそのまま受け継ぐものや壮大なスケールの催し物など、日本の文化に触れることができるものがたくさんあります。

是非皆さんも中国・四国地方に訪れた際は伝統文化に触れてみて下さい!